【おすすめアニメ】『未来少年コナン』は40年経っても色あせない名作!
『コナン』
今の若い世代の人たちがその名前からイメージするのは、「赤い蝶ネクタイの眼鏡をかけた少年」でしょう。
間違ってもシュワちゃんの『コナン・ザ・グレート』を思い浮かべる人はいないと思います(わからない方はスルーしてください……)。
私は『コナン』と聞くと『未来少年コナン』を思い出します。
<目次>
リアルタイムで見た覚えはないのですが、昔夕方のテレビで再放送をしていた記憶があります。
毎回見ていたわけではなかったので、知らない間に終わってしまっていました。
あとからDVDで全話を見ましたが、とても面白かったので是非多くの人に見てもらいたいと思い、今回記事にしてみました。
宮崎駿さんの作品なので、ルパン三世の『カリオストロの城』が好きな方はハマれると思います。
コナンの魅力
とにかく真っ直ぐな性格で、元気な野生児でありつつ優しい男の子です。
この辺はDRAGONBALLの悟空に通ずる感じがします。
小さな島に育ての親のオジイと暮らしており、生活のために必要である狩猟で鍛えられた腕力・体力があります。
水の中でも結構な時間潜る事ができ、槍1本でサメとも戦えます。
野生児だけあって、全話のうち9割は裸足です。
ちなみに声優は小原乃梨子さんです。
昔ののび太くんや、ヤッターマンシリーズのドロンジョ様の声の人ですね。
物語
ネタバレにはしたくないのでざっと話しますが、小さな無人島でずっとオジイと暮らしてきたコナンは、ラナという少女との出会いをきっかけに島から旅立つこととなります。
これまでオジイ以外の人間を見たことの無いコナンは、行く先々の人々との出会いで少しずつ成長していきます。
なお、今の時代のアニメにはなかなか無いシーンもあります。
容赦なく子どもに労働をさせたり、大人が手を上げたり……。
今ではカットされてしまうかもしれませんね。
未来を予測していた?
コナンの敵となる集団がいるのですが、その集団が物語の所々である物を集め回っているシーンが出てきます。
何を集めているかというと、それは「プラスチップ」です。
プラスチップ(プラスチックの類似物?)を集め、それを燃料に変え、資源化しているのです。
『未来少年コナン』は1978年の作品です。
私はこの時3歳です。
この時代からその発想があったなんて凄いと思いません?!
キャラクターの個性が豊か
主な登場人物たちです。
ジムシー
コナンと同じような野生児です。
力も強く、コナンに匹敵します。
物語の中でコナンの相棒的な存在になりますが、後半はダイスと息が合うようになります。
私の勝手な主観ですが、なんとなくDRAGONBALLのヤジロベーと重なります。
ラナ
テレパシー能力を持つ少女です。
鳥と会話することができます。
囚われの身となりますが、この子を救うべくコナンの成長が加速します。
ダイス
年齢設定はわかりませんが、ちょっとずる賢いけど憎めないオッサンです。
ちなみにダイスの声は永井一郎さんです。
元祖波平さんですね。
モンスリー
女性でありながら銃器の扱いもでき、頭の良い切れ者です。
始めは敵ですが、少しずつコナンに協力してくれるようになります。
登場時は冷徹な女性のイメージですが、正直、後半は別人です。
レプカ
悪役のボスです。
何とこの方『天空の城ラピュタ』のムスカの祖先なんです。
服装や雰囲気もよく似てます。
何となくカリオストロ伯爵の雰囲気も感じます(宮崎アニメの傾向なんでしょうね)。
世界観
宮崎駿さんの作品というだけあって、出てくる乗り物などは『天空の城ラピュタ』っぽい感じです。
まぁ、上に挙げたレプカの件からも、同じ世界観であるのは当然ですが。
ストーリー的には「太陽エネルギーが何たら」と、ちょっと難しそうな部分もありますが、全体的にはその辺はあまり気にせずに楽しんで見れます。
今でも十二分に楽しめる
私は当時の画像のものをDVDで見ましたが、今、HDリマスター版が出ているようです。
うちの嫁さんとこの作品を見ましたが、嫁さん曰く『コナンのラナを助ける気持ちを貫く姿と、強いのに優しい話し方がステキ』との事でした。
『未来少年コナン』は本当に名作です。
40年も前のアニメですが、決して色あせていません。
まだ見たことがない方は、全26話を是非見てみてください!